令和2年9月15日の豊山町議会定例会では、複数の議案についての質疑が行われた。議題には、豊山町職員の特殊勤務手当に関する条例の改正や、令和元年度の各種決算認定が含まれている。
議長の岩村みゆき氏は、質疑を開始する前に出席議員数が10名であることを確認し、会議を開いた。議案第76号では、特殊勤務手当に関する条例の一部改正が提案されたが、質疑がないため、この議案に関する質疑は終了した。
続いて、議案第77号では令和元年度の豊山町一般会計歳入歳出決算の認定について質疑が模様された。歳入全般に関しても質疑がなかったため、終了した。特に、総務費に関する質疑で山本亮介議員が、タウンバスの利用者が減少しているとの発言をし、コロナ感染症の影響を指摘した。中川産業・都市政策課長は、タウンバスの乗客数が前年に比べて22%の減少があったことを伝えた。
また、作野桂子議員はファミリー・サポート・センター事業の利用実績について質問。福祉課長の林真吾氏は、最近の利用実績の減少理由を説明した。言及されたのは、少子化や共働きの家庭が増加している中で、提供会員の減少が影響しているという事実であり、今後の改善策の提示が求められた。
また、山本亮介議員は健康マイレージ事業についても言及。参加者数が増加傾向にあり、特に小学生から中学生への拡大に意義を感じているとの発言があった。この事業は、子どもたちに健康に対する意識向上を目指し、生活習慣の改善を促す取り組みである。
最後に、議案第78号以降の令和元年度それぞれの特別会計に関する決算の認定についても質疑が行われた。しかし、いずれも質疑はなく、全議案に関する質疑は終了した。
会議の締めくくりとして、代表監査委員の大野眞一氏が挨拶を行い、任期中の感謝の意を表した。議会はスムーズに進行し、休会とされる。