令和5年9月13日、豊山町議会第3回定例会が開催された。
本会議では、議案第53号から議案第68号までが検討され、特に議案第63号の補正予算に関する質疑が注目を集めた。
特に、岩下竜也議員は、令和5年度の一般会計補正予算における学校給食の賄材料費について詳細に質問した。安藤教育委員会事務局長は、チューニングを受けた学校給食法に基づき、食材の経費は保護者が負担するものであるが、物価高騰により町が一般会計から補填する必要があると説明した。これに対し、岩下議員は、給食の質向上に資する施策を提案した。
作野桂子議員は、議案第55号と第56号の質疑を通じて、公共施設の利用料改正理由や減免措置の透明性を求めた。安藤氏は、行政改革に基づく利用料見直しの必要性を強調した。
さらに、岩村みゆき議員は、令和4年度の町制施行50周年記念事業に関し、鈴木邦尚町長に感想と課題を尋ねた。町長は、約130の事業を展開し地域内外の協力を得たことを高く評価したが、今後も新たな育成や連携の必要性を強調した。特に子どもたちの参加を促進する取り組みが期待されている。
最後に、議案第68号についての進行時に議長の指摘により遅れて発言があり、議会は散会した。今後の議会運営には、新たな課題として視覚的な情報に基づいた透明性確保が求められている。