令和5年12月12日、豊山町議会の定例会において、議案第70号から議案第83号について質疑が行われた。特に、令和5年度豊山町一般会計補正予算(第4号)における校庭開放管理委託料についての議論が活発であった。
議案第79号に関連して、岡島剛議員は、校庭開放管理委託料の内容と目的について詳しく質問を行った。教育委員会事務局長の安藤憲司氏は、校庭開放が子どもたちのためのボール遊びの場を確保する目的で行われることを強調した。見守りや安全対策が求められる中、委託料の必要性が示された。
試行的な校庭開放は、令和6年1月から3校で実施予定であり、豊山町在住の小学生と保護者同伴の乳幼児が対象となる。開放日は平日で、最終下校時間から午後5時までを予定しており、悪天候時や学校行事の場合は中止されるという。これについて、岡島議員は町民からの反響を示し、校庭開放の重要性を訴えた。
さらに、作野桂子議員も質疑に参加し、校庭開放に対する地域の要望について強調した。多くの住民が遊び場の必要性を感じており、土日や長期休みの開放を求める声が上がっている。教育委員会は、試行期間中に課題を整理し、今後の方向性を模索していく意向を示した。
このように、校庭開放の計画は、子どもたちにとって遊び場を提供する意味で意義があり、地域住民との連携が求められる。教育委員会は、開放の実施に向けて積極的な検討を行う姿勢を示しており、今後の方針が注目されるところである。議会はこれらの議案について、適切な委員会に付託することを決定し、散会となった。