令和4年12月定例会が豊山町議会で開かれた。
初日となるこの会議では、様々な議案についての審議が行われることとなった。
町長の鈴木邦尚氏は挨拶の中で、年末の多忙な時期に出席した議員に感謝を述べた。さらに、今定例会では、人権擁護委員に関する人事案件や、条例の制定及び改正、一般会計及び特別会計の補正予算など、合計14件の議案を審議することを報告した。
この日は、会期は12月16日までの12日間とすることや、署名議員についても発表された。発言の中で、鈴木町長は「今回の補正予算においては、出産・子育て支援や、防災対策に関する施策が盛り込まれています」と強調した。
議案第61号「人権擁護委員候補者の推薦」は、議会で質疑なしに採決にかけられ、全員一致で西脇和子氏が適任と決定された。続いて、様々な条例案の上程が行われ、特に地方公務員法改正に関連する提案について議論が行われる見込みだ。これらの議案は、町の人事や予算に大きな影響を与えるため、各議員による慎重な審議が求められている。
鈴木町長は、近年の新型コロナウイルス感染症の影響についても触れ、感染状況の変化に留意しながら対策を進める意向を示した。特に年末年始は人との接触が増えるため、感染対策の徹底を呼びかけている。
また、来月には町制施行50周年に関連した花火大会が予定されており、町民に向けたコミュニケーションも重要であると訴えた。町長は「町の活気ある様子を見て、皆さまに楽しんでいただける施策をこれからも推進していきたい」と締めくくった。