令和4年度第1回豊山町議会臨時会が開催された。
本会議では、特に新型コロナウイルス感染症対策に関する補正予算が大きな焦点となっている。町長の鈴木邦尚氏は、全国的に感染者数が増加している現状を踏まえ、この臨時会で一般会計の補正予算案を提案した。
新型コロナウイルスの影響で生活に困窮している住民への支援として、住民税非課税世帯や家計急変世帯に10万円の現金を給付することを目的に、1億3,482万5,000円の予算が計上される。この補正予算案は、議案第1号として議題に上げられた。これに対する質疑が行われ、特に給付の対象となる世帯数や申請方法に質問が集中した。
福祉課長の林真吾氏が回答したところによると、給付の対象となる世帯数は1,300世帯、うち1,200世帯が非課税世帯であるという。また、申請方法についても具体的な手続きが説明された。特に非課税世帯への案内文を送付し、家計急変世帯については必要な資料を役場で受付けると強調した。
議員の作野桂子氏は、家計急変世帯に対する周知方法が重要であると指摘。町側は広報誌やSNSを通じて周知を図る意向を示し、届けられなかった場合への配慮を求める声も上がった。結局、議案第1号は全員賛成により可決された。
会議は午前中の短時間で終了し、町長は議会の開会にあたり出席した議員に感謝の意を伝えた。今後の感染防止とワクチン接種の-拡散を促す配慮が求められている。議会の審議を経て、町は引き続きコロナ対策に本腰を入れる方針を示している。