令和3年9月6日、豊山町議会第3回定例会が開催された。議会は通常通り進行し、重要な議題が17件提出された。コロナウイルスの影響を受けつつも、町行政の各般にわたる仕組みが議論された。
鈴木邦尚町長は冒頭、定例会の開催にあたり、参加した議員への感謝の意を表明した。また、各議案の審議をお願いすると述べた。
特に注目されたのは、令和2年度の豊山町の財政健全化判断比率及び公共下水道事業の資金不足比率に関する報告である。両報告については、監査委員から健全との意見が寄せられたことが確認された。
さらに、教育長及び教育委員会委員の任命が行われた。北川昌宏教育長は再任にあたって、自己の覚悟を語った。彼は「豊山町の教育行政上の課題解決には、皆様のご指導が必要だ」と強調した。
加えて、町制施行50周年を迎えるにあたり、特定目的基金の設置に関する議案も上程された。町の負担金に加え、寄付金を財源とする計画が盛り込まれている。
慎重な審議の後、議案47号から61号まで一括して審議された。決算認定や今後の補正予算に関する議案が複数あり、特にコロナ関連の予算が重要視された。令和3年度の補正予算案では、ワクチン接種関連経費についての計上が発表された。
町全体のワクチン接種状況についても報告され、現在66.4%の接種率が確認された。具体的には、12歳から15歳の接種予約率が43.7%まで増えたが、依然として課題があることが浮き彫りとなった。
一部議案は賛成多数で承認され、教育長の再任など重要な決定がなされた。議長は全ての議題を完了し、今後の事業進行が期待されると締めくくった。