北名古屋市議会は、11月30日に令和3年第4回定例会を開催した。ここでは、今年度の補正予算や新たな条例改正が提案され、特に新型コロナウイルスの影響による財政調整が議論の中心となった。
長瀬市長は、招集挨拶で「コロナ対策に明け暮れた年」の中で、新たな学びと生活様式の確立を強調した。その上で、「福祉の向上と発展を目指す年にしたい」との意欲を示した。
議案第76号では、令和3年度の一般会計補正予算が6億6,943万円増額され、総額293億367万円となることが提案された。この補正予算には、新型コロナウイルスワクチンの追加接種に関連する費用や人事異動に伴う人件費の調整が含まれている。財務部長の大林栄二氏は、補正予算の内容をわかりやすく説明した。
さらに、健康保険特別会計の補正予算も提案された。市民健康部長の井上昭人氏は、療養給付費や高額療養費の増加に関連して、特別会計全体で2億780万9,000円の増額が予定されていると述べた。
人権擁護委員の候補者の推薦についても重要な議題となり、浅田有彦氏ほか数名が推薦された。長瀬市長は、適任者としてこれらの方々を推薦する旨説明した。