令和3年第1回北名古屋市議会臨時会が2月8日に開催された。
議会では、令和2年度北名古屋市一般会計補正予算(第7号)に関する議案が議論され、その内容が注目を集めている。市長の長瀬保氏は、招集挨拶の中で新型コロナウイルスの影響について言及し、感染拡大防止への取り組み重要性を訴えた。
長瀬市長は、「今まさにコロナウイルスが全てを支配している」と述べ、感染防止に向けて努力している市民への感謝の意を表した。また、国民全体がこの困難を共に乗り越える必要があるとの希望を語った。今回の会議では、補正予算の原案に賛同を得るための慎重な審議を求めた。
議事日程では、議案第1号として「令和2年度北名古屋市一般会計補正予算(第7号)」が議題に上った。この補正予算には、ワクチン接種に必要な体制整備および接種費用が含まれている。財務部長の村瀬雅彦氏がその詳細を説明し、特に一般会計の歳入歳出において金額が3億8733万8千円追加されることを伝えた。
歳入については、国庫支出金が新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金として増額されることが示された。具体的には、歳出面で3億8733万8千円の予算をワクチン接種のために整備する計画も説明され、この内容が議員の関心を引いた。議案の質疑は行われず、直ちに委員会に付託された。
最後に、会議は全体で原案可決の運びとなった。これは市内医師会との連携を強化し、地域の健康を守るための重要なステップと位置付けられている。長瀬市長は結びに、再度議員の協力をお願いし、健康を守るための施策にコミットする姿勢を強調した。