令和元年第3回北名古屋市議会定例会が、9月26日に開会した。
出席議員は20名で、定足数を満たしスムーズな運営が行われた。
議長の永津正和氏は会議を開会し、日程を報告した。
議案第53号から第80号までの28件が一括議題とされる中、新たに議案第81号も追加報告された。
議案第53号の平成30年度一般会計決算の認定について、日本共産党の渡邉麻衣子議員は、格差や貧困の拡大を指摘し反対の立場を表明した。
「冷たいアベノミクスの本質は、困っている市民に温かい政策を提供しないことだ」と強調した。
その一方で、賛成の立場を取った井上一男議員は、年度内に施策が実行され、策定された計画を評価している。
「北名古屋市の将来を担うための子供たちへの投資が行われた」と述べた。
議案第55号の国民健康保険特別会計決算認定においては、日本共産党の川渕康宏議員が反対討論を行った。
「制度移行により迫られる保険料の負担が懸念される」と訴え、弱い財政基盤を指摘した。
対照的に、賛成する清水晃治議員は、保険制度が果たす重要性を訴えた。
また、議案第56号に関して間宮文枝議員が賛成、渡邉麻衣子議員が反対として意見を述べ、議案第57号についても批判や支持が飛び交った。
特に高齢者医療制度に対する反応は分かれ、採決結果は賛成多数で原案通りの認定となった。
最後に、神田薫議員から提案された議案第81号が可決され、定数改善計画の早期策定と義務教育費国庫負担制度に関する意見書が提出された。
市長の長瀬保氏は賛成の意義を述べ、議員の協力に感謝を述べた後、会議は閉じられた。