12月11日に北名古屋市議会が開催され、令和5年第4回定例会の議事が進められた。本会議では、諸般の報告や北名古屋市に関連する数多くの条例案が提案され、議題に上がった。
最初に、議長からの報告で、新たな議案として令和5年度北名古屋市一般会計補正予算第7号が提出された。市長や副市長等の説明員が出席し、議案内容について詳しい報告が行われた。
本定例会での主要な議案には、北名古屋市の組織機構改革を受けた条例の整備や、市民活動センターの設置、行政手続に関連する法改正が含まれる。また、多数の職員の給与改正に関する議案も上がり、議会内での質疑が行われた。特に、渡邉麻衣子議員が提起したマイナ番号制度に関する質問は、今後の市民の受益に大きな影響を及ぼすとして、注目を集めた。
さらに、給食センターにおける食物アレルギー対応についての質問も行われた。井上議員の質問では、アレルギー対応が求められる児童数やそれに対する教育委員会の取り組みが取り上げられ、安全な給食提供の必要性が強調された。特に、給食センターにおける誤配や誤食を防止するための対策が求められ、行政の対応が注目される。
また、環境に関連する議題では、他市の施策を参考にした雨水対策の強化が求められた。桂川議員は、地域の浸水被害対策について住民の理解を深め、事業者との連携強化が不可欠であると提案。市内の井戸水利用における健康的な影響を受けた事例や、学校井戸の使用実態に対する詳細な検討が求められる場面もあった。さらに、男女共同参画や地域住民の意識向上に繋がる施策が重要であるとの意見も出された。
最後に、各議題に対する議会の合意や決議が進められ、次回の開催日程や今後の方針についても議論が行われた。議会の透明性が重要視され、市民とともに語り合う場として、今後も開かれることが期待される。