令和6年6月の一宮市定例会では、多くの議員が様々な課題について発言した。
特に、20番の高橋一議員が取り上げた再来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」については、豊臣家との関わりが深い一宮市としてのアピールを強調した。別の発言で、活力創造部長の岡本哲也氏は、一宮市と豊臣家の歴史的つながりを述べ、これを生かしたイベントの計画も語った。高橋議員は、視聴者が過去の大河ドラマでのイベント開催のように、一宮市が豊臣家関連の歴史をもっとアピールする必要があると述べた。
また、高橋議員はアマチュア無線の活用についても言及。災害時における通信手段としての重要性を指摘し、高円賢治危機管理監は市内アマチュア無線愛好者の協議会との連携について説明した。現在32名が登録しており、情報収集訓練のための活動を進めていることが伝えられた。
さらに、まちなかウォーカブル事業についても質疑が行われた。横井兼行まちづくり部長は、社会実験の成果として、銀座通りへの通行者数が通常の3倍に増加したことを挙げた。この成果に基づき、今後の整備計画やオープンカフェの設置を視野に入れた取り組みを促進することを示した。
多くのやり取りの中で、高橋議員が提案した熱中症対策についても触れられた。特に、学校における水分補給の重要性が指摘され、教職員が生徒の体調管理に気を配りつつ、給水時間を設けるなど具体的な対応にも力を入れていることが報告された。
議論の終盤には、水谷千恵子議員が災害時のトイレ環境について言及した。この問題は、多くの被災地で深刻な課題として浮き彫りになっており、マンホールトイレの設置状況が話し合われる中、今後の備蓄計画や運営マニュアルの見直しが必要であることが強調された。
全国各地で行われている事例を踏まえ、災害時におけるトイレの環境整備が市民の生活の質に深く関わることを認識し、適切な対策の検討が求められている。