令和6年6月10日の定例会では、複数の議員が熱心に一般質問を行った。特に注目されたのが、 尾関さとる議員による一宮PR大使の設置提案であった。彼は、市のPR大使の任命が求められると強調し、 過去に廃止されたミス七夕の役割をどう継承するかが問われた。尾関議員は他市の成功例を挙げ、 より広範なPR活動を提案した。
この議題には、総合政策部長の村上明氏が回答し、 すでに尾州ファッションデザインセンターの公式アンバサダー任命があると述べ、市民によるPR活動の重要性を認識しているとのことだ。PR大使の設置に向け、 尾関議員は具体的な取り組みを検討してほしいと訴えた。
次に、シン学校プロジェクトについての質疑が続き、 尾関議員は新しい学校のあり方について意見を募ることの重要性を強調した。教育部長の森敬一氏は、地域住民の意見を取り入れることを約束しつつ、 スクールバスの導入など新たなアイデアも検討する考えを示した。
さらに、緩和ケア病棟についての質問も行われ、 平松幹啓病院事業部長が患者への配慮とともに、緩和ケアの重要性を説いた。市民病院が提供する質の高いケアによって、 症状の緩和が図られると報告され、患者のQOLを維持することが強調された。
また、後藤みゆき議員は、ふるさと納税の仕組みとその効果について議論を促し、 一宮市の課題を指摘した。総務部長の伊藤正樹氏は寄附額向上に向け、返礼品の改良とプロモーションの強化を約束したが、 現状の人員体制では限界もあることも認識している様子であった。
最後に、宇山祥子議員が更年期障害とその支援体制について触れ、地域での啓発活動が緊急に求められていることを明示した。 医療機関と地域社会の連携が不可欠であり、適切な周知活動が豆に必要とされる。
この会議は、多岐にわたるテーマで進められ、市政に対する市民の声が多様に反映される必要性を改めて認識させる内容であった。