令和5年3月の定例会において、重要なテーマが議論された。特に、男女共同参画社会の構築が焦点となり、服部修寛議員は、男女共同参画に関する標語募集について問いかけた。総合政策部長の皆元洋司氏は、130件の応募の中から選ばれた標語を紹介し、男女が共に活躍できる社会実現のための取り組みを強調した。
また、地域活動の視点からは、パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の進捗が説明された。この制度は、性の多様性を尊重し、地域の理解を促進するもので、現在363団体が登録しており、ジェンダー平等の実現に向けた活動が評価されている。
一方で、服部議員が提起した新たなごみ焼却施設整備に関する留意点という議題では、過去の談合事件を教訓に、入札選定の透明性向上が求められた。環境部長の岸哲宜氏は、公正な運営が重要であると訴えた。さらに、地域猫活動の必要性も強調され、保健所長の子安春樹氏は、避妊・去勢手術費の助成制度を開始したことを報告した。これにより、地域猫活動が進められている。
また、議会では小・中学校の空き家対策も取り上げられ、不適切な空き家管理や地域緊急避難時のトイレ整備の必要性が訴えられた。地域の安全確保を目指し、見守りボランティア活動や防犯対策の強化が求められる中、市川房枝氏の功績を称え、地元の歴史を重視する意見も多く見られた。
最後に、消防活動に関しても、火災現場での迅速な対応が求められる意見があり、市民や地域との連携を強化し、円滑な活動を目指すべきであるとの認識が示された。このように、令和5年3月の定例会では、さまざまな視点から地域の課題と解決策が話し合われ、市民との対話を継続的に進める重要性が強調された。