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一宮市、周産期のグリーフケア強化を求める声

一宮市の定例会で周産期のグリーフケアがテーマとして取り上げられ、行政の支援が求められた。また動物愛護センターの設置も議論。
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令和5年6月12日、一宮市の定例議会が開催され、様々な議題が議論された。

一般質問では、市川智明議員が周産期の死に対する行政の対応として、グリーフケアに関して質問した。彼は、流産や死産を経験した親に対する支援が不十分であることを強調し、適切な情報提供と支援体制の必要性を訴えた。

具体的には、妊娠中の流産や死産の際に届け出の制度が欠如していることから、必要な連絡が行われない現状を指摘した。保健所長の子安春樹氏は、流産や死産の際の情報共有体制が不十分であると認め、今後の改善に向けた取り組みを明言した。

また、市川議員は、厚生労働省が作成したグリーフケアに関する手引きについても言及し、一宮市としてその活用方法を問うた。子安氏は、市内の各保健センターでの支援活動について説明しながら、さらなる専門的な支援窓口の設置の重要性を強調した。

次に、宇山祥子議員が動物愛護センターの新設に向けた質問を行い、市内には独自の動物愛護センターがなく、愛知県に委託している現状が説明された。彼女は、動物愛護の重要性と市民が気軽に利用できる施設が必要であると訴えた。

それに対し、保健所長の子安氏は、県のセンターとの連携を強めつつ、市独自の施設の必要性について前向きな姿勢を示した。また、動物に関する防災対策についても検討が必要であるとの認識を示した。

さらに、彦坂和子議員が令和5年度予算に関して、特に保健関係の予算が充実している点に注目した。彼女は、教育振興費や新型コロナウイルスワクチン支援事業の詳細を問う中で、財政状況の透明性が維持されることの重要性を強調した。

教育部長の森敬一氏は、道徳教育の充実に向けた取り組みについて説明し、今後も教員の研修を進め、地域への情報発信を強化する意向を示した。

此度の議会では、市民生活に絡む多岐にわたる重要なテーマが議論され、市当局は現状を見直し、さらなる改善を図る意欲を示している。これにより、一宮市の未来に向けた政策推進が期待される。

議会開催日
議会名令和5年6月定例会
議事録
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