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一宮市、上水道から子ども食堂まで多様な質問が飛び交う

令和4年6月定例会では、上水道施設や子ども食堂など多岐にわたる質問が議論され、安全対策や地域の支援策が求められました。
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令和4年6月定例会では、重要な一般質問が行われ、特に上水道施設の管理、子ども食堂、そして国際芸術祭「愛知2022」への準備が議論された。

上水道に関しては、島津秀典氏(12番議員)の質問を受け、多和田雅也上下水道部長が答弁した。彼は、昨年和歌山市の水管橋崩落事故を例に挙げ、老朽化した水道施設のリスクを強調した。全体で4,147万立方メートルの年間配水量のうち、地元水源の割合が約65.5%であり、県水が停滞した場合でも市民への確実な水の供給を維持する仕組みが整っていることを示した。具体的には、木曽川からの直接取水により、安定した水供給が可能との確認がなされた。また、最新の点検管理体制やAIを用いた劣化診断の取り組みが紹介され、安全な水道供給体制の維持に向けた努力が報告された。

次に、美術館や子ども食堂に関する議論が続いた。特に一宮市内の子ども食堂は3か所が確認されており、毎週1回の開催を行っている。これについて、野村雅昭子ども家庭部長は、様々な世代が一堂に会することができる場としての役割を持つと述べ、地域における支援の必要性を訴えた。実際、子ども食堂の運営は市民活動団体を中心に行われており、多様な活動を通じて地域住民同士の絆を深める場が提供されていることが示された。

さらに、国際芸術祭「あいち2022」についても議論された。多くのアーティストが一宮市で作品を展示する予定であり、市としても多くの公認事業を実施する計画があることが紹介された。特に、地域の文化や歴史に基づいた展示が行われ、一宮の魅力が再認識される機会となることが期待されている。

最後に、高齢者の運転免許証の返納についても見解が示された。高齢者の安全運転を促進するために、公共交通の整備が求められる中、具体的なデマンド交通サービスや地域支援の仕組みが現場で提案されている。今後、一宮市としても地域の特性に応じた公共交通計画の策定が進められ、全ての市民が安全・安心に移動できる環境づくりが進んでいく必要がある。行政は、こうした地域の実情に即した支援策を展開し、住民が日常的に利用できる交通サービスの提供に努める考えだ。

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議会名令和4年6月定例会
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