令和5年9月の定例会が一宮市議会で行われた。
各議案の提案理由の説明において、市長の中野正康氏は、補正予算案の目的について説明した。
特に、老朽化が進む小・中学校の整備についての「シン学校プロジェクト」が言及され、広く意見を集めていく方針を示した。
東口の混雑が問題になっており、駅周辺の改修工事も計画中である。
ここには、既存のチケット発行システムを見直し、カメラによるナンバープレート認識技術を導入することが含まれ、新たな送迎エリアの設定も予定している。
加えて、成年後見制度の重要性が強調され、センター設立に向けた経費草案が提案された。
認知症の方々の権利保護が意図されている。
補正予算案全体として、一般会計では17億5,767万9,000円の増、特別会計で8億7,300万8,000円、企業会計で2,231万5,000円の増額が計上され、全会計で26億5,300万2,000円の増加となった。
一宮市営墓地の利用に関する条例改正案も話題に上り、市民のニーズに応じて利用可能区画を増やす提案がなされた。
さらに、公共駐車場事業において、新たな駐車料金の設定が議論されている。これらの提案は、地域の交通問題や市民ニーズに対する柔軟な対応を目指していることが感じられた。
この日の議会では、議案第61号から第71号までが提案され、すべての議案について可決されることが期待された。また、各種報告も提出され、議事が進行していく様子が紹介された。