令和元年6月14日、一宮市で開催された定例会では、一般質問が行われ、宇山祥子議員が主に高齢者施策や交通手段などについて質疑を行った。
宇山議員は、高齢者の居場所づくりについて指摘し、地域のサロンやおでかけ広場の魅力を訴えた。地域高年福祉課が展開する「おでかけ広場」について、福祉部長の石原秀雄氏は、その目的や運営方法について丁寧に答えた。
特に、おでかけ広場は、地域住民が高齢者を迎え入れる重要な場所であり、運営は主に介護事業者やボランティア団体によるものである。この活動は年々増えており、高齢者の社会参加の機会を拡充させていることが伺えた。さらに、周知の課題として、参加者の集客方法についても話が及び、市としては広報活動に力を入れているとした。
また、交通手段についても質問があり、自主返納支援事業により、運転免許証を返納した高齢者への支援が強調された。具体的には、自主返納した方に対して交通サービスを提供し、安全な移動を支援する仕組みがあるという。市の福祉部長である石原氏は、利用状況の向上に向けた取り組みを継続する姿勢を見せた。
この他にも、議案の承認に関する内容も議論され、福祉や地域活性化に関する施策の重要性が改めて再確認された。特に、参加者が多く見込まれるイベントには、駐車場の確保が課題であり、地域社会全体での協力が求められた。