令和元年12月の定例会において、様々なテーマが議論され、注目を集めました。
本日は、特に玉堂記念木曽川図書館や、東京オリンピックへの影響、地域福祉、災害時の電源確保、及び市の中心市街地の活性化等が中心に議論されました。
玉堂記念木曽川図書館に関しては、設立の経緯や館内の設備について詳しく問われました。玉堂記念木曽川図書館は、近代日本画の巨匠川合玉堂に因む名画の展示とともに、地域住民に広く開放される公共施設としての役割を果たしています。教育文化部長の野中裕介氏は、図書館の魅力や特に記念展示室の重要性を強調した上で、本物の作品を展示する環境を整えることが重要であると述べました。
次に議論されたのは、東京オリンピックに関連する行事の影響です。渡部晃久議員が、行事の準備や影響について問いかけたところ、その影響で公共交通機関や交通事情に変化が生じていることが報告されました。特に、夏の行事において、東京オリンピック開催前後は参加者数の調整が必要になる可能性があるとされました。
また、地域福祉に関する質問では、民生費や福祉サービスの充実を目指す声が上がりました。地域福祉計画の重要性が指摘され、多胎育児支援や母子家庭の支援策の充実についても話し合われました。一部議員は、養育費未払い問題や、より具体的な施策の必要性を強調した。
災害時の電源確保に関しては、指定避難所における発電機の設置や電源の確保方法が説明され、最近の台風や地震による復旧活動を踏まえた上で、今後も体制の整備が繰り返し求められることとなりました。
最後に中心市街地のカラス対策についても議論があり、カラスによるごみ散乱問題への対処として、捕獲や鷹匠の利用策などが提案される場面も見られました。市では環境保全と市民の安心を両立させる施策が必要であり、地域と行政の連携を一層深めることが求められています。
これらの議論を通じて、一宮市の未来に向けた持続可能な施策の実現が強く願われていることが浮き彫りとなりました。