令和4年9月定例会において、一宮市議会は様々な議案について審議を行った。また、全議案が原案どおり可決されたことも報告されている。議案第61号の一般会計補正予算では、新型コロナウイルス感染症対応の国庫補助金が含まれており、扱い方に関して市川智明総務副委員長が意見を述べた。市民生活に直結する事業を重視し、透明性のある運用を求める声が多かった。
次に、水槽付消防ポンプ自動車の購入契約に関しては、消防職員の免許取得状況が問題視され、本山廣次建設水道副委員長が質問をした。これに対して当局は、大型免許を持つ職員は多いが全員ではないと答弁している。この車両は安全な運用のためにも必要なものであり、迅速な対応が期待される。
さらに、特別委員会の設置に関する議論では、竹山聡議員が名岐道路及びスマートインターチェンジに関する調査を行うことを提案した。議員たちからの賛同を得て、特別委員会が設置される見通しとなった。この委員会は名岐道路の整備とスマートインターチェンジの導入を進めていくための重要な役割を果たすと期待されている。
最後に、請願書第23号に関する件では、定数改善計画の早期実施と義務教育費国庫負担制度の堅持が求められており、全会一致で採択された。この意見書は国に提出されることとなり、地方自治体の教育政策に対する強い要請が示された。
以上のように、今回の定例会は、一宮市の補正予算や教育、消防設備の導入、特別委員会の設置など多岐にわたる重要な議題が議論され、市の発展に向けた重要なステップとなったといえる。