令和5年3月の定例会では、愛知県一宮市のさまざまな議題が取り上げられた。一般質問では、学校部活動の地域移行について、森ひとみ議員が質問した。教育長の高橋信哉氏は、運動部活動の地域移行に向けて検討協議会を設置したことを述べた。アンケートでは、保護者の40%が地域移行を希望しているとの結果が得られた。
次に、市民健康部長の河岸勝己氏が、マイナンバーカードの普及状況について報告した。交付率は63.5%で、前年の40.1%から23.4ポイントの増加を見せた。支援体制も整っており、サポートを強化していることが強調された。
また、平松邦江議員は、デジタル弱者への対応について言及し、申請方法の多様化と情報発信の重要性を訴えた。市は、手続きのオンライン化を進めつつ、情報を平易に届ける必要があるとされた。
最後に、京極扶美子議員が農業の現状と後継者支援策の重要性を指摘した。市内農業者数が減少し続けている現状に対し、特定生産緑地制度や新規就農者向けの支援が行われているが、さらなる積極的な対策が必要とされた。特に、農業の担い手が減少している中で、支援策の見直しや強化が求められていると指摘された。
会議では、様々なテーマについて議論が交わされ、地域社会の課題解決に向けた取り組みが求められる中、一宮市の行政は今後、具体的な施策を進めていくことが重要であるとの認識が共有された。