阿久比町議会は令和5年6月12日に第2回定例会を開催した。
議題には、阿久比町税条例の一部改正と令和5年度一般会計補正予算が含まれている。
最初に議題となったのは、議案第26号の阿久比町税条例の一部改正に関するものである。
ここでは、森林環境税に関しての質疑が行われた。新美加寿奈議員が、条例の第37条について質問を展開した。具体的には、森林環境税が当該個人の町民税の均等割として1,000円課税されることに関連して、復興特別税が終了した後の課題が議論された。
この点について、大久保英俊総務部長は「おおむね議員のお見込みのとおり」としつつ、復興税とは異なる税であることを強調した。
新美議員はさらに、森林環境税があくまで町民個人に対してのみ課税され、企業や法人には影響がないのかと問いただした。
これに対し、大久保部長は「森林環境税は個人に対して年額1,000円がかかる国税で」と説明し、町が代わりにこれを国に納める仕組みであると述べた。
続いて議題の議案第27号に進み、令和5年度阿久比町一般会計補正予算が報告された。質疑には発言者がなく、討議はすぐに終了された。
両議案はそれぞれの常任委員会に付託されることに決定し、今後の審議に期待が寄せられる。次回の本会議は6月21日に予定されている。