令和3年上野原市議会第4回定例会が開かれ、議案審議が行われた。
議長の尾形重寅氏が開会を宣言した後、初めに会議録署名議員の指名が行われた。今回は、山口薫氏、白鳥純雄氏、遠藤美智子氏が選出された。
次に、会期について報告され、11月30日から12月15日までの16日間と決まった。議会運営委員長の長田喜巳夫氏が報告した。
その後、諸般の報告が行われ、監査委員からの出納検査結果報告や教育長からの行政点検・評価報告書が提出された。
続いて、市長の村上信行氏による議案上程が行われ、議案第114号から第137号までの24議案が一括して上程された。これには給与改定関係の条例や、企業版ふるさと納税基金設置に関する条例などが含まれていた。
特に議案第114号は、市長、副市長及び教育長の給与等に関する条例の改正であり、山梨県人事委員会の勧告に基づくものと説明された。経済財政運営と改革の基本方針を受けた内容でもあり、期末手当の減額について意見が交わされた。出席した議員からは賃上げ環境整備に逆行するとの反対意見や、職員へのサポートの必要性が指摘された。
その他にも、令和3年度上野原市一般会計補正予算、国民健康保険特別会計補正予算、介護保険特別会計補正予算など多岐にわたる補正予算が提出された。これらは予算特別委員会に付託されることとなった。
最後に、人権擁護委員候補者推薦と富士・東部広域環境事務組合の設立についても審議され、各議案は順次可決となった。市長は市政運営の透明性や迅速な経済対策に向けた努力を義務付けられており、今後の動向が注目される。