上野原市議会第3回定例会が令和4年9月20日、午前9時から開催され、様々な市政一般に関する質問や議案審議が行われた。
冒頭に行われた発言では、コロナ禍や台風による防災問題に対する取り組みが強調され、特に山口 薫議員が情報通信の地域格差解消について質問したことが注目された。山口議員は、特にNTTフレッツ光のエリア拡大に関して言及し、「市長、地域の利便性を確保するため、交渉を続けて欲しい」と要望した。
これに対し、小澤 勇人総務部長は、「一部エリアでの準備開始を受け、必要経費の精査を進めていく考えだ」と述べた。
また、市の行政放送が全市民に視聴可能になる方向で進められていることについても発言があり、山口議員は「ユーチューブによる放送が実現した」と評価したが、これが十分かどうかの議論が続いているという。特にテレビでの視聴希望者に向けた方策が十分に検討されていないため、さらなる進展が期待される。
次に、通勤者支援についても質問が上がった。特に遠藤 美智子議員が通勤者の支援を強化する方針を支持し、「人口流出を防ぐために該当者への支援は急務である」と訴えた。
この他にも、地球温暖化防止策や救急医療体制についての議論も行われた。議会全体を通して、市民からの要望の高い課題の解決に向け、それぞれの議員が具体的な提案や意見を交わしました。