令和元年11月13日、上野原市議会は臨時会を開催した。
この会議では、議案上程と議案審議が行われた。特に重要なのは、上野原市一般会計補正予算に関連する内容である。
市長の江口英雄氏は、本臨時会について、自然災害による被害が多かった令和元年の回顧を行い、特に10月の台風19号の影響に言及した。
同台風によって、上野原市内では2棟の家屋が倒壊し、土砂崩れや浸水、倒木などの被害が発生した。このため、災害復旧に向けた予算案が提案されている。
審議では、議案第100号「令和元年度上野原市一般会計補正予算(第4号)」が議題に上り、歳入歳出それぞれに7億6194万2000円の追加が行われる。
議案第101号の「公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)」では、歳入歳出それぞれ299万9000円の追加が提案された。さらに、議案第102号の「簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)」は765万円の追加となる。
川田好博氏は質疑を行い、災害救助法と生活再建支援制度についての市の考えを質問した。これに対し、危機管理室長の上原千歳氏は、被災世帯の支援や避難所の生活環境の改善についての取り組みを述べた。
特に、避難所での生活クオリティを向上させるための工夫が求められる状況である。市では引き続き避難環境の整備を進める方針だ。
最後に、会期は本日1日に決定され、提出された議案はすべて原案通り可決された。議長の長田喜巳夫氏は、会議の終了を宣言し、午前9時48分に閉会した。