上野原市議会第2回定例会が開催された。市政に関する一般質問が行われ、議員からの多岐にわたる提案が市当局に寄せられた。1つ目の主要テーマは、市庁舎や公共施設の有効活用に関する賛否である。
山口 薫議員は、市庁舎センタープラザへの屋根設置を提案。屋根の設置によって、防災時の避難所としての役割を果たし、商工イベントでも利用できる利点を強調した。これに対し、財政経営課長の曽根 剛氏は屋根の設置の可能性について前向きな見解を示したが、施設の経年劣化を考慮した計画的な修繕の必要性を述べた。
次に、廃止が予定されている公共施設の再利用についての議論が続いた。再利用検討に際しては、地域住民の声を確認しながら進めることが重要とされた。
さらに、田中翔子氏は、NBTTフレッツ光の導入状況について質問。市長の村上信行氏は、NTT東日本との連携を進めており、サービス拡大に向けた準備が進んでいると応えた。
地球温暖化についても議論され、特に自然エネルギーの推進、発電設備の購入助成については、生活環境課長の関戸 治氏が、地域住民への助成制度を含め、本年度からの取り組みについて述べ貢献する意向を示した。
防災については、特に地域防災計画が重要視され、地域防災リーダーの活動内容が増えていく中で、地域の自主防災力を高めるために市としての支援も求められている。