令和2年8月6日に上野原市議会で第2回臨時会が開催された。
この臨時会では、市長の江口英雄氏が新型コロナウイルス感染症や豪雨災害について言及した。特に、感染症の拡大についての危機感を強調し、再発防止策の必要性を訴えた。
市長は、昨年と比較し新型コロナの影響で経済的に困難な状況が続いており、特に子育て世帯への支援が重要であると述べた。また、近年の豪雨による県内の被害状況についても言及し、市民の安全を守る必要があると強調した。これらの状況に対応するため、特に議案第97号および議案第98号では、国民健康保険税と介護保険料の減免に関する条例が提案され、必要な支援を行う意向が示された。
議案第97号に関して、川田好博議員は税務課長の石井優俊氏に対し、副業収入や雑所得の減収が救済対象外になることに疑問を呈した。石井氏は、副収入は主たる生計維持者の収入とは異なるため、対象外であると回答したが、川田議員は行政の対応が必要である旨を要望した。
議案審議により、議案第97号、議案第98号、および議案第99号は全て承認された。特に議案第99号では、上野原市一般会計補正予算に対し、1億3,388万9000円が追加され、予算総額は132億8414万1000円となる。
この臨時会は午前9時30分に開会し、全ての議題が終了後、午前9時47分に閉会した。市議会では、今後もコロナ禍の影響を考慮し、十分な対応策を講じていく方針が明らかにされた。