令和3年2月1日、上野原市議会は第1回臨時会を開会した。
出席議員15名が参加し、会議は円滑に進行した。議長の川島秀夫氏が本日の議事日程を確認し、会議録署名議員を指名した。1番内田倫弘氏、2番八木一雄氏、3番山口薫氏が選任された。
次に、会期について議論が行われ、会期は本日1日と決定された。議長は異議なしと認め、正式に決定された。この臨時会の主な目的は、令和2年度上野原市一般会計補正予算に関連する議案の上程である。
市長の江口英雄氏が議案の提案理由を説明し、昨年は新型コロナウイルスの影響でさまざまな行事が中止となり、多くの市民が厳しい思いをしたと述べた。「新春恒例の消防団出初め式は中止となった。」と報告し、成人式の分散開催についても言及した。
江口市長はコロナウイルスの感染状況についても触れ、政府の緊急事態宣言が発令されたことを説明した。市民への感染防止対策の徹底をお願いし「引き続きマスクの着用や手洗いの徹底を」と呼びかけた。
提出された議案第1号の概要について、市長は補正予算により、歳入歳出にそれぞれ1億3,363万3,000円を追加し、総額141億1,188万7,000円となると説明した。この予算はワクチン接種体制の整備にあてるものである。市町村が接種の実務を担うことになり、具体的な課題についても整理を進めるとした。
その後、議案審議が進行し、質疑応答なしとのことで、委員会付託を省略し討論、採決が行われた。議案は原案通り可決され、次の段階へ進むこととなった。投票結果を経て、議長は本日の議事を終了することを宣言した。
この臨時会は、コロナ禍でどのように市としての体制を維持し、感染症対策を推進していくかが大きなテーマとして浮かび上がった。良好な市民生活を実現するため、市の努力が問われる重要な一歩となった。