令和2年6月16日、上野原市議会第2回定例会が開かれた。
市内の重要な議案が数多く審議され、その結果皆一致で可決に至った。
今回の会議では、特に上野原市仲間川簡易水道事業給水条例の改正提案に大きな注目が集まった。
この改正は、水道料金の改定を含み、利用者の負担増が計画されている。
文教厚生常任委員会委員長の遠藤美智子氏は、「今回の料金改正は生活環境の維持に必要」とし、条例改正が行われる背景について説明した。
改正内容に関して議員からは様々な意見が挙げられ、特に川田好博議員はいくつかの質問をし、改正の根拠に疑問を呈した。
親身な質疑だったが、多くは現場責任者からの十分な回答が得られなかった様子である。
この条例改正の中では、一般家庭用口径が20ミリの場合、2021年には水道料金が4,950円から7,260円、2023年には8,514円に上昇する見込みである。
市民生活に対する影響が懸念され、負担増に対しては慎重な姿勢が市民から求められている。
另一方面、尾形幸召議員は、改定が公平性に配慮したものであるとし、賛成の立場を表明した。
また、上野原市介護保険条例に関する改正も重要な議題だった。
この改正により、介護保険に係る負担を軽減し、関連する法令に基づいて合理的な見直しが行われる見通しである。
同様に、上野原市手数料条例や固定資産評価審査委員会条例の改正も可決を得た。
閉会にあたって、今後の継続調査が必要とされる案も提出され、市議会の活動が市民の生活に密接に関わっていることを示した。
新型コロナウイルスの影響を受け、各種調査や見直しが今後の課題として位置付けられた。
議長の川島秀夫氏は、本日の出席議員数は15名であり、全議事は無事に結論を見たことを報告し、会議を終了した。