令和5年12月11日に上野原市議会第4回定例会が開催された。主な議題は市政への一般質問が行われ、八木一雄議員は子供の居場所作りについて質問した。特に、家庭庁の施策と連携し、各種子育て支援の取り組みが重要であると強調した。この質問に対し、石井則夫子育て保健課長は、地域コミュニティの中で自発的な居場所作りが求められていると答弁した。さらに、子供たちが安心して集える場所の提供として、学校の校庭開放に向けた課題も指摘された。
また、八木議員から、居場所づくりと併せて学校のグラウンドの開放も求められる声もあった。学校教育課長は、既存の学校のグラウンドを開放する可能性を探っているとしたが、教育現場の事情も影響していてすぐには実現が難しいとの認識を示した。市長は、現在の社会状況において意図的に子供たちが遊べる場所を生み出す必要があると述べた。
次に、高木隆金融課長の発言に移り、通学路の危険箇所の整備状況が報告された。特に急斜面などの危険箇所への対策が進められていることが評価されたが、依然として数年の対策が残ることに議員からは懸念が示された。
最後に、財政経営課長は予算の課題として、各種支援策の効果を分析し、財源確保の重要性を述べ、今後の見通しについても言及した。予算への影響を抑えるため、効率的な支出の見直しが必要とされている。議員たちからは具体策の提示を求める声が数多くあがり、より具体的なアプローチが求められている状況が浮き彫りとなった。