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上野原市議会 第1回定例会、予算案を全会一致で可決

上野原市議会は第1回定例会で181億円の予算案を全会一致で可決し、市民生活向上を目指すと決定。
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令和4年3月23日、上野原市議会の第1回定例会が開催された。

この日の会議では、複数の議案が提出され、各委員会からの報告が行われた。特に、令和4年度の各主要予算に関する議案が中心となり、その内容に対しての質疑が活発に交わされた。

総務産業常任委員会の長田喜巳夫委員長は、「上野原市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び育児休業に関する条例の改正案」を説明した。その際、特に不妊治療休暇の追加について強調し、改正の背景には人事院勧告があることを明示した。条例改正の審議において、非常勤職員の人数についての質問があり、長田委員長は、約120名の非常勤職員が存在することに言及した。

また、議案第39号での上野原市道路線変更に関しては、国道20号の用地測量に基づき、適切な場所に市道を変更することが決定された。

続いて、文教厚生常任委員会の内田倫弘委員長は、放課後児童健全育成事業にかかわる条例の改正について報告し、現行の経過措置期限延長が必要であると訴えた。この改正により、みなし支援員の研修修了期限が2026年3月31日まで延長される。

さらに、予算特別委員会の白鳥純雄委員長は令和4年度の一般会計予算について報告し、その規模は前年度より1.4%の減少を示す181億7,998万6,000円であると述べた。歳入に関する質疑が行われ、新たに導入された市税の増加が話題となる一方で、依存財源の比率も説明された。

特に、後期高齢者医療特別会計の議案については、川田好博議員が反対討論を行った。彼は、現状の保険料値上げが高齢者に与える影響を懸念し、後期高齢者医療制度に対する改革が必要であることを訴えた。

全体として、今回の議会では市民生活に直結する多くの予算や条例が審議され、特に高齢者医療や子育て支援の課題が浮き彫りになった。このような審議を経て、各議案は全会一致で可決された。

また、請願第1号「適格請求書等保存方式について」に関する質疑応答も行われ、委員全体の賛同を得て採択されることとなった。この請願ではインボイス制度の影響を受けるシルバー人材センターへの対策が求められた。

閉会後、引き続きの調査が決定され、市民生活の向上に向けた施策の具体化が期待されている。今後の議会においても、これらの課題解決に向けた取り組みが重要視されるであろう。

議会開催日
議会名令和4年3月上野原市議会第1回定例会
議事録
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