令和元年9月3日、上野原市議会第3回定例会が開会した。
今回の定例会では、議会運営委員会による会期の決定や市長による議案の上程が主な議題として取り上げられた。
会期は9月3日から9月24日までの22日間とすることが決定された。議長の長田喜巳夫氏は、議会の流れと手続きを進めた。
また、日程3では監査委員からの報告が行われ、その後、閉会中の委員会報告があった。
総務産業常任委員会副委員長の白鳥純雄氏が地域活性化に向けた視察結果を報告した。
視察内容には、秋山温泉、秋山マス釣り場、緑と太陽の丘キャンプ場が含まれ、特に秋山温泉では前年比約10%の入館者増が見られた。これを受けて、集客に向けた取り組みの重要性が強調された。
文教厚生常任委員会からは、遠藤美智子氏が子育て支援施設の現状に関する報告を行った。具体的には、包括支援センターでの支援体制や利用状況について言及された。特に、病後児保育の利用件数が昨年の19件へと増加したことに加え、母子手帳アプリの登録者数も100名を超えたとの説明があった。
続いて、江口英雄市長が提案した議案第68号から第98号までの31議案が一括上程された。市長は、議案の概要について説明し、議員に理解と協力をお願いした。また、上野原市の新たな施策として、幼児教育無償化の進行も発表された。
特に注目すべきは、上野原市が進める空調設備の設置。全ての小中学校に導入され、教育環境が改善される見通しである。この施策は、児童・生徒の健康を守るため重要な措置とされる。
議案審議では、市民からの請願についても上程され、協議がなされた。請願第3号は教職員定数改善や少人数学級推進に関する内容であり、文教厚生常任委員会への付託が決まった。
最後に、議会の進行にあたり出席議員は16名で、問題点を議論し、次回の委員会に向けた準備が進められることとなった。