令和2年上野原市議会第1回定例会が開会し、様々な議題が取り上げられた。市議会は2月27日に開会し、今後約3週間にわたって行われる予定である。
会議は長田喜巳夫議長の挨拶から開始され、まず会議録署名議員の指名が行われた。指名されたのは杉本公文氏、山口好昭氏、尾形幸召氏である。
次に、会期の決定が行われ、これが議会運営委員会委員長の報告の通り、2月27日から3月18日までの21日間と決定した。これに異議はなかった。
さらに、諸般の報告が行われ、監査委員からの監査結果報告や市長からの専決処分通知が行われた。続いて、片岡総務部長が市の文化財に関する特別調査の報告を行い、文化財保護に向けた取り組みが必要であると強調された。
また、委員会報告も行われ、文教厚生常任委員会副委員長である尾形幸召氏が、市内文化財の保管状況や今後の展示方針について説明した。市内文化財の保護及び展示にかかる財政の見通しが示された。
今後は、議案上程が行われ、江口英雄市長が令和2年度予算案の概要を説明すると共に、特別会計と一般会計の詳細についての議案が一括して上程されることが決定した。予算案には、まちづくり施策や公共交通の充実を図る行政行動が盛り込まれており、住民から高い関心が寄せられることが予想される。その際、長田議長は市民一人一人の意見が反映される議論が行われるべきであると述べた。
この日は請願も提出され、「消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出が議題に上がった。これに対する議員の反応は様々であり、特に経済影響を危惧する声もあった。これらの議案や請願についての審査は今後行われていくことになる。
市議会の姿勢として、今後の厳しい経済情勢を踏まえ、より一層の透明性と市民参加を促進する姿勢が求められている。全体の雰囲気として、市民との意見交換を通じた政策形成が重要であるとの認識が広がっている。議会活性化特別委員会やまちづくり特別委員会を通じ、人口減少対策や市の活性化方策が議論される見込みである。