令和2年7月31日、都留市議会の臨時会が開かれた。この会議では、令和2年度一般会計及び病院事業会計の補正予算が上程され、関連する議案が慎重に審議された。
まず市長の堀内富久氏が、新型コロナウイルス感染症の影響について説明した。彼は「新型コロナウイルス感染症による影響が本市にも及んでいる。特に東京都での感染拡大に懸念がある」と強調した。また、市民や医療従事者への感謝の意も述べられた。
議第44号についての説明があり、総務部長の小宮敏明氏は「一般会計の補正予算は5億3,300万円を追加し、総額を184億7,891万9,000円とする」と報告した。具体的には、関係人口対策や新生児子育て世帯応援に関わる支出が盛り込まれた。
更に、特別給付金についても言及され、「国民1人に10万円を支給する特別定額給付金では98%を超える世帯への給付が完了した」と述べた。このように、急速な対応が行われており、感染リスクを考慮した支援策が実施される。
次に、病院事業会計の補正予算が上程された。病院事務局長の清水真紀氏は、「感染症対策として8,534万9,000円を追加し、安全な医療環境を構築する」と説明した。特に、オンライン診療の整備が進められ、医療現場での感染リスクが軽減される。
さまざまな意見が出された後、両議案は異議なく可決した。市長は「今後も国や県との連携を強め、市民の安全・安心を守る」と約束した。この発言は、市民にとって大きな安心材料となったのではないだろうか。
今回の臨時会は、わずか1日で議案が全て審議された。今後も市は新型コロナウイルス感染症に関する対策を継続し、市民の生活支援を行う方針が確認された。