令和2年9月の都留市議会定例会が開催され、各議題が取り上げられた。
議会は午前10時に開会し、全ての議員が出席した。議長の藤江喜美子氏は、出席議員の確認を行うとともに、議事日程に基づいた進行を案内した。
最初の議題では会議録署名議員の指名が行われ、藤本明久議員、鈴木孝昌議員、谷垣喜一議員の3名が指名された。その後、会期の決定がされ、今期定例会は9月25日までの23日間とすることが承認された。
次に、市長の堀内富久氏が上程議案の説明を行った。堀内市長は、今回は議第46号から議第51号までの議案が上程されたことを申し上げた。また、所信表明では、新型コロナウイルス感染症対策や、災害リスクの軽減に向けた取り組みについて言及し、市民の理解と協力を求めた。
特に新型コロナウイルス対策について、堀内市長は、感染防止に向けた施策の強化が必要不可欠であると強調。その一環として、インフルエンザ予防接種の助成対象を大学生まで拡大し、小学生への助成回数を増やすことを提案した。この対策により、多くの市民が予防接種を受けることが期待される。
また、堀内市長は、75歳以上の高齢者に対し、移動支援の取り組みを進めることを発表。市内交通機関との協議を行い、利用券の支給を進める旨が示された。市民の活動を支援し、高齢者が安心して過ごせるような環境整備が重要であるとの考えが示された。
さらに、教育面では、今後小中学校において生徒に繰り返し使用可能なマスクを配布する準備が進められていることも取り上げられた。これにより、学校生活における感染リスクを軽減し、安心して学ぶ環境を整える方針である。
議会では、2件の請願も上程された。請願第1号は教職員の定数改善や少人数学級推進などを求めるものであり、第2号は「女性の健康についての包括的支援に関する法律」の制定を求めるものであった。これらの請願に対しては、今後委員会での審査が行われる予定である。
最後に、市長が提案した議案や請願書は、所管の常任委員会に付託されることが決定した。本日はこれらの議案と請願についての説明が行われ、次回の会議は9月14日に予定されている。