令和3年6月25日に開催された都留市議会定例会において、重要な議題が一斉に審査され、原案通りの可決があった。
この日は、都留市の条例改正や予算に関わる重要な議案が休止され、当局の報告や質疑の場が設けられた。特に注目を集めたのは、令和3年度一般会計補正予算であり、国庫支出金の割合が87%に達する見通しが示された。総務産業建設常任委員長の山口一裕氏は、「国・県等との連携を強化し、支出金を獲得する努力が評価されるべきだ」と強調した。
また、議会では新型コロナウイルス感染症対策として居住支援の強化を図る政策が並行して進められている。社会厚生常任委員長の山本美正氏は、地域医療体制の強化を訴えた。それに対し、議員からは市立病院における人員増のニーズが挙げられ、今後の取り組みが期待される。
次に、監査委員および固定資産評価員の選任についての件が取り上げられた。市長の堀内富久氏は、それぞれの役職候補を推薦し、議会からの理解を得た。質疑応答の場では、いずれの提案も異議がなく承認された。
この会議の中で、令和3年度水道事業会計や病院事業会計の補正予算も提案され、審査を受けることとなった。市当局が示した予算案は、地域の福祉向上、経済活性化に向けたものであり、今後が期待される。
議会運営においても、閉会中の継続審査が申請され、議論が続くことが決定された。議長の藤本明久氏は、「市民の信頼に応えるべく、今後とも議会には全力で取り組んでいきたい」と述べた。