令和3年12月24日、都留市議会は定例会を開催した。
本会議では、提出された複数の議案が審査され、可決された。
特に、都留市一般会計補正予算が注目を集めた。
この補正予算は、総額189億681万円となり、歳入歳出それぞれに10億3,043万円が追加される。
具体的には、年末のふるさと納税や、新型コロナウイルス感染症に対する支援策として、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金支給事業が含まれている。
また、総務部長の紫村聡仁氏は、補正予算がふるさと納税寄付額の大幅な増加を受けたものだと説明した。
議案の審査過程では、質疑も数件行われ、都留市の消防団員定員や病院事業への一般会計繰出金などについての質問があった。
議第78号では、「生涯活躍のまち・つる」プロジェクトに関する契約締結の件が報告された。
この工事は、契約金額が約1億8,865万円で、都留市田原四丁目に建設される予定だ。
工期は2021年12月27日から2022年9月30日までとなっている。
さらに、固定資産評価審査委員会の委員選任についても議論がなされ、堀内富久市長が委員の引き続きの任命を求めた。
質疑応答の後、全案件は異議なく進められた。
本会議の中で、閉会中の議員派遣や継続審査の申し出も行われた。
議会運営委員長からの提案に対しては、すべて異議がなく受理された。
最後に、議長の藤本明久氏が定例会の閉会を宣告した。
都留市議会は、この定例会を通じて地域の福祉や防災に向けた施策を進める方針を示し、住民の信頼を得るため努めていく意向を表明した。