令和元年5月23日、都留市議会は臨時会を開会した。議会では、市長の堀内富久氏が特に市政の発展と住民福祉の向上について語った。
市長は、先の議員一般選挙で当選した議員に敬意を表し、「市民の信任に応える」と強調した。さらに、新たな元号『令和』について言及し、平和な時代の継続を願う意向を示した。
臨時会では、国田正己議員が臨時議長として就任し、議長の選挙が行われた。その結果、藤江喜美子議員が議長に選出された。採決の結果は、藤江氏が10票を獲得するなど、当選に至った。
藤江議長の就任挨拶では、「女性議員として2人目の議長就任を果たした」と述べ、多様な意見を尊重しながら議会の発展に努める意志を示した。
次に、副議長の選挙が行われ、天野利夫議員が当選した。選挙はすべて異議なしの流れで進み、各委員会の正副委員長も互選で選任された。特に常任委員会での日向美徳議員が委員長になることが決定した。
今議会では、いくつかの重要な議案も審議された。都留市国民健康保険税条例の改正が行われ、経済動向を踏まえた必要な改正が示された。これは、保険税の負担の適正化を図るため、課税限度額を引き上げた内容となる。
また、都留市税条例の中改正や、小中学校への空調設備設置工事に関する契約締結の件も審議された。契約金額は1億5,620万円で、工事は令和2年1月まで完了する予定となっている。
議会は、全ての案件を異議なしで承認し、効率的な運営がなされたことが評価される。議会の終了は午前11時57分に決定された。市民からの信任を受けた新たな議会は、今後の市政運営において活発な議論と活動が期待される。