令和元年12月29日、甲州市議会は12月定例会を開会した。
市議会では、会議録の署名議員の指名と会期の決定が行われた。
第3日程では、総務文教常任委員会および厚生経済常任委員会の報告があり、それぞれの委員から行政視察研修の内容が説明された。特に、教育分野において、こどもたちの健全な育成と教育環境の充実に向けた取り組みが報告された。
総務文教常任委員会委員長の丸山国一氏は、千葉県南房総市の行政視察を行ったことを報告した。この視察では、幼保一貫教育の推進や学校の統廃合に関する取り組みが紹介され、地域の特色を生かした教育が強調された。
また、議案第89号の甲州市障害者地域生活支援センター設置についての改正も提案された。これにより、障害者支援のさらなる充実が期待されている。
一方、田辺篤市長は市政の概要を説明し、市民に対する今後の取り組みについての理解と協力を求めた。特に、令和元年度からの災害対策や健康施策が強調された。
災害について、秋の台風による被害を受けた際の市の対応や、健康・福祉施策についても言及された。市長は、現状に即した市民への支援策の強化が必要であることを認識していると述べた。
定例会の最後には、議会運営委員会と広報編集委員会の新たな委員が選任され、議会の運営を円滑に進めるための体制が整った。議員たちの協力を基に、議会改革と市民への広報の充実が求められる。