令和4年9月9日に甲州市議会で開催された定例会では、重要なトピックが取り上げられた。
中学校再編についての議論が中心であり、特に塩山地域の中学校再編の詳細が焦点となった。荻原哲也議員は、再編の進め方について市長の方針を評価しながらも、特に松里中学校の今後の位置付けに不安を抱く声が多く寄せられていると説明した。この点に関して教育総務課長の雨宮邦彦君は、松里中学校が優先的に配慮されることを確認した。
有賀公子議員は、帯状疱疹ワクチンの周知と推進に関し、特に高齢者に向けた健康政策の重要性を強調した。健康増進課長の内田眞由美君は、ワクチンが現在任意接種であることを説明し、今後さらに周知を進める必要があると述べた。このワクチンの重要性は、高齢化の進展に伴ってますます高まっており、地域の健康促進活動への取り組みが期待されている。
そして、地域防災の強化を図るための施策についても議論された。荻原議員は、地域住民の自主防災力を高めるため、消火栓のホース口径を変更すべきであるとの提案を行った。総務課長の手塚秀司君は、現行の65ミリ仕様が標準的な理由を説明しながらも、地域の特性に応じた対応を検討していると明言した。
議会では、全体を通して市民の参加意識を喚起しつつ、重要な健康政策や防災策の展開を強調する姿勢が伺えた。市としては、今後の施策においても市民の声を反映させる取り組みが不可欠であり、各議員がその重要性を認識していることが明らかになった。今後の議論が待たれる。