令和6年3月甲州市議会定例会が、2月21日に開かれ、市長の鈴木幹夫氏が所信表明を行った。
市長は、遺体遺棄容疑で逮捕された職員について謝罪し、信頼回復に努める方針を示した。また、今後の市政運営における6つの基本方針を発表した。
その中の一つは、観光振興である。「フルーツ王国」、「ワイン」、「観光振興」を掲げ、県と連携しながら魅力的な街づくりを進める考えを述べた。さらに、観光振興計画の策定についても言及した。
今後の歳入に関しては、コロナ禍の影響から徐々に回復しているものの、不安定な要素は依然として残っていると説明した。
歳出については、少子高齢化対策や環境対策経費の増加が予想され、厳しい財政運営に迫られているとして、慎重な予算編成が求められるとの認識が示された。各議案に関して、詳細な説明が行われたが、特に一般会計の予算案については189億3,800万円を計上したと強調した。特別会計や補正予算も審議され、市長はこれらの案を迅速に進めるよう議会に求めた。
今後も、地域での対話を重視し、思い切った施策にも取り組む姿勢を強調した。市民との協働によるさらなる発展を目指すことが期待される。
また、今議会では、補正予算案や新たな条例案についても多くの質疑が行われ、それに基づく付託についても各常任委員会での審査が行われた。今後も市の様々な施策が、市議会での審議を通じて進められる見込みだ。