令和5年9月の甲州市議会定例会が開催され、一般質問が行われた。特に高齢者健康や災害対策、外国人観光客の取り込みなどが議題となった。
小林真理子議員は、部活動の移動支援について再度取り上げた。その中で、保護者の送迎負担について、改善が求められた。教育総務課長の清水修君は、市内4校で行った施策において、保護者からの送迎依頼について言及。県内外の大会においては、支援制度が活用されたことを強調した。
次に、小林議員は学校施設利活用について質問し、塩山北中学校の閉校に伴う今後の計画に関して、財政課長の田口俊君が地域住民の意見を考慮した検討を行うと述べた。
市長鈴木幹夫君は公約の進捗について質問され、自身の取組みが一定の成果を上げていると評価。しかし、課題も多く残っていることを認識したとして、さらなる努力を続ける意向を示した。
防災課題については、高畑一幸議員が今後問題となる災害時の対応策について質疑。特に、事業継続計画の訓練についての重要性が強調された。総務課長の手塚秀司君は業務の優先順位や避難指示について実施計画があることを説明。
外国人観光客の取り込みについては、観光商工課長の大村山治君が、今年度の施策として具体的な行動計画を挙げた。特に、ベトナムのキャンペーンを通じて、さらなる誘客を目指すとした。
全体的に、甲州市議会では、地域のニーズや現状を踏まえた質疑応答が行われ、今後の市の課題解決に向けた取組みが検討されている様子が伺えた。市長の公約実現に向けた強い姿勢、そして高齢者支援や教育、災害対策の強化が今後の鍵となりそうである。