令和2年5月13日、甲州市議会の臨時会が開催された。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの議題が取り上げられた。市長、鈴木幹夫氏は、開始の挨拶で市民への感謝を述べ、感染拡大防止への協力を求めた。
会議では、まず会議録署名議員の指名が行われ、次に会期の決定が協議されたが、異議はなかった。その後、承認第4号として、緊急の専決処分が議題に上がり、鈴木市長がその理由を説明した。新型コロナウイルスの影響で、納税者への配慮から甲州市税条例や都市計画税条例の改正が必要であることを訴えた。
次に、議案第42号として、甲州市温泉使用料条例の一部改正が提案された。鈴木市長は、新型コロナ対策として特定の業者に温泉使用料を免除する必要があると説明した。質疑が行われたが、議員からの異議はなく、厚生経済常任委員会に審査が付託された。
その後、議案第41号と第43号についても説明が求められた。鈴木市長は、これらの条例改正が新型コロナウイルス感染症対策に基づくものであると強調した。質疑は行われなかったが、両議案はそれぞれの常任委員会への審査が決定された。
続いて、一般会計補正予算に関する議案が説明された。歳入歳出ともに大幅な追加が提案され、特別給付金や教育関連費用、民生費用の増額が含まれていた。その内容を受けて、質疑はないまま個別の委員会に付託された。
最後に、両委員会からの報告が続き、すべての議案は可決された。鈴木市長は市民の生活を大切にしつつ、早期にコロナ禍を乗り越える姿勢を示した。議会は午後2時35分に閉会した。
今後も甲州市の政策について注視していく必要がある。特に、改正された条例や予算が市民生活に与える影響について、引き続き情報提供を行うことが重要である。