令和4年6月の甲州市議会は、6月2日に開会され、市政の概要や各種議案について審議が行われた。
まずは議事日程に基づいて、議長の高畑一幸氏が、「令和4年甲州市議会6月定例会を開会する」と宣言しました。出席議員は17名であり、議会は定足数を満たしていると確認しました。
本日の議題には、議会運営委員会委員の選任に関連する件が含まれています。高野浩一議員が辞任したため、新たに丸山国一議員が指定されました。また、補欠選挙に関する議論も行われ、東山梨行政事務組合議会議員には岡部紀久雄氏が指定され、峡東地域広域水道企業団議会議員には小野公秀氏が指定されました。議長がこれらの内容を確認した後、いずれも異議がなく、承認されました。
さらに、鈴木幹夫市長は、市政の概要について詳細に説明しました。特に、先月の降ひょうにより被害を受けた農家への支援や、新型コロナウイルス対策における感染拡大防止について言及しました。また、連携中枢都市圏の形成や男女共同参画推進計画についての取り組みについても強調されています。ここでは、特にうんどうによる公共交通の整備や、「ふるさと納税」制度の活用についても言及しました。
また、市長は新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先にしながらも、社会経済活動を進める必要性を触れました。市民福祉向上のための各課の取り組みについても言及し、寄付金や支援金の充実を図る意向を述べました。
議案に関しては、第32号から第36号までの条例案が一括して提案され、特に新型コロナウイルス感染症対策に関連した特例が必要であることがポイントでした。これに対して質疑が行われ、全議案が慎重に審議された後、可決が決定されました。
最後に、請願第3号に関する審議も行われ、日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書を提出することが話題に上がりました。この請願についても、質疑が行われ、その必要性についての議論が深まりました。
今回の会議では、重要な市政問題が多岐にわたって取り上げられ、甲州市の将来的な発展のために必要な施策が粛々と進められていることが確認されました。議会は、市民の理解と協力を求めつつ、より良いまちづくりを目指している姿勢を示しています。