甲州市議会の12月定例会が開催され、青少年育成とヴェスタ甲州を中心に、様々な議題が討議された。
特に青少年育成に関しては、市の施策が重要であるとの声が強く、育成事業の成果や予算について質問が上がった。生涯学習課長の飯島泉氏は、青少年育成甲州市民会議を中心に様々な体験事業を展開していると報告したが、活動回数の減少と収支状況に懸念が示された。
次に、青少年育成団体への活動補助金についても言及があり、小林真理子議員は甲州市の青少年育成に対する予算の低さを問題視する意見を述べ、他市との比較を行い、子どもたちに必要な支援を求めた。特に生活が厳しい家庭への配慮が必要であると強調した。
さらに、ヴェスタ甲州についても議論があり、政策秘書課長の前田政彦氏は、ガイドラインの作成やロゴ製作に言及し、73の事業が実施されたことを説明した。しかし、ヴェスタ甲州の認知度向上が課題であるとの意見も相次いだ。市長鈴木幹夫氏は、食教育を通じて子どもたちへ農業体験を促進する意向を示した。
特に、収穫した作物を使用したイベントの開催が予定されており、市民が共に楽しむ場を提供する計画が進められている。
また、シャインマスカットの長期保存プロジェクトに関する進捗も報告され、農林振興課長の辻学氏は、今後の流通過程における温度管理や衝撃耐性などが課題であると述べた。