令和6年3月22日、甲州市議会において3月定例会が開かれた。
今回の会議は、多人の議員らの出席を得て始まり、当初は諸般の報告からスタートした。議長の岡部紀久雄氏は、諸般の報告として、厚生経済常任委員会での正副委員長の交代があったことを述べた。
続いて、厚生経済常任委員会付託事件の報告が行われた。委員長の中村勝彦氏は、6件の議案について全て承認されたと報告した。これには、甲州市の介護保険条例の改正や地域密着型サービス基準の見直しが含まれている。委員長は、「慎重審査の結果、原案通り可決すべきものと決定しました」と述べた。これに対して議会は質疑を行い、特に議案に対する関心が寄せられた。
次に、総務文教常任委員会の報告が行われ、同様に議案が承認されている。委員長の高野浩一氏は、議員たちに「承認されたことで、市民サービス向上につながることを期待しています」と伝えた。その後、予算決算常任委員会からも報告が行われ、令和6年度の総予算案に対しても質疑が交わされた。
特に議案第8号の「令和6年度甲州市一般会計予算」についての討論が行われ、賛成意見が多く寄せられた。佐藤浩美議員は、予算案に対する反対の意見を述べ、特に福祉施策の重要性や市民目線の政策展開を訴えた。また、今回の予算案には、多くの特別会計予算も含まれており、それらに対しても様々な意見が交わされた。
議案がその後無事に可決されると、議長の岡部氏は心境を述べ、「新年度を迎え、甲州市がさらに発展することを祈念しています」と締めくくった。議会は、次のステップに向けた重要な決定を下したことにより、地域資源の活用と市民生活の質向上に寄与することが期待される。
本定例会では、新しい議長に平塚悟氏、副議長に小林真理子氏が選任され、議会運営を円滑に行うための体制が整えられた。