令和元年第2回富士河口湖町議会定例会の最終日が、6月11日に開催された。
会議では、複数の補正予算案が一括して審議され、いずれも可決される運びとなった。特に、後期高齢者医療や介護保険、介護予防支援事業といった重要な福祉関連の予算が含まれている。
文教社会常任委員会の委員長、中野貴民氏は、議案第64号から第66号の報告の中で、後期高齢者医療特別会計の補正について、歳入は一般会計繰入金、歳出は人件費の増額があると説明した。また、介護保険特別会計の補正については国庫補助金やシステム改修補助金が含まれ、費用が計上されていることが強調された。
次に産経土木常任委員会においては、議案第67号から第69号が報告され、水道事業や下水道事業に関わる補正予算が可決されることとなった。委員長の本庄久氏は、特に人件費の増額や設計委託の内容について詳細に述べ、全会一致での可決に貢献した。
最後に、議案第70号の一般会計補正予算が議題に上がり、総務、文教社会、産経土木の各常任委員会からの報告が行われた。その中で、プレミアム付商品券事業や国庫補助金に関する議論が行われ、執行部からの予算執行の要望が寄せられた。
また、全ての審査が終了した後、堀内昭登議長は、各常任委員会の閉会中の継続審査などについての議案を一括上程。
これらの審議を経て、全議案が可決され、議長は令和元年第2回定例会の閉会を宣告した。議会は、凌厳な雰囲気の中、午後1時55分に閉会し、出席した議員らはそれぞれの任務を終えた。