令和5年第4回富士河口湖町議会臨時会が10月10日に開催された。
この会議では、6つの議題が審議され、重要な議案が2件可決された。特に注目されたのは、議案第85号の生涯学習館・子ども未来創造館の空調設備改修工事の契約変更だ。
総務課長の相澤一憲氏は、具体的な変更内容について細かく説明した。空調設備の設置過程での仕様変更や市際設置台数の減少などが影響し、契約金額は従来の1億2,210万円から1億2,067万円に減額されたと報告した。
また、同氏は、工事の目的が生涯学習館及び子ども未来創造館の空調改善であることを強調した。さらに、生涯学習課長の梶原浄氏は主な変更点の詳細について、施工先の資材が生産終了となったことから代替材への変更が行われたことや、施工方法の見直しがされたことを述べた。
次に、議案第86号の一般会計補正予算が提案された。こちらも総務課長の相澤氏からの説明があり、補正予算の内容には、歳入歳出共に5,068万円の追加が含まれ、全体の金額は139億3,083万6,000円になるということが伝えられた。特に、議員辞職に伴う補欠選挙が予想されており、このための経費が新たに設けられたといった点が重要な内容であった。
議会では質疑が行われたが、特に異論は出ず、両議案は原案通り可決された。議会はこれで審議を終了し、午前10時20分に閉会となった。議長の古屋幹吉氏は、出席者に感謝の意を表し、本臨時会の運営が円滑に行われたことを強調した。今後、町としての施策の実施が期待される。