富士河口湖町議会の令和元年第3回定例会第3日が9月24日に開催された。議題には多くの議案が含まれており、特に32件の歳入歳出決算認定に関する議論が活発であった。
最初に、堀内昭登議長が、日程第1の議案付託案について、異議がないことを確認した。これにより、今回の会議では一括審議が行われることとなった。続いて、認定第1号から第32号までの決算が審査され、決算特別委員会の委員長である梶原義美氏が報告を行った。
委員長報告では、29件の特別会計の歳入歳出決算を原案通り認定するようにとの提案があった。これについては議員からの質疑はなかったことを受け、直ちに採決に入った。全体として、委員長報告に賛成する形で認定が得られた。
また、日程第33号、すなわち平成30年度一般会計歳入歳出決算についても議論が交わされた。この中で、山下利夫議員が町民の暮らしへ支援が不足していることを指摘し、十分な暮らし支援策の充実を求める発言があった。
さらに、複数の学校における空調機器設置工事の請負契約変更が審議された。特に小立小学校では169万円の減額が生じたことが報告され、議員らは透明性のある入札プロセスについて見守る意向を示した。
この日の議会では、過疎地域対策法の制定についての意見書や、教職員の定数改善を求める請願も提出され、町として教育環境の整備が求められる中、教育政策の重要度が再確認された。
議長の辞職という異例の事態も報告され、急遽議長選挙が行われた。これにより、梶原義美氏が新議長に選ばれ、議会の新たな運営が始まることとなった。本日の会議はこの後、次回の予定として9月26日の開催が告知され、閉会した。