令和5年3月8日に開催された富士河口湖町議会定例会では、町政に関する重要な議題が取り上げられた。
主なテーマは、富士河口湖町地域強靭化計画」であり、井出正広議員がこの件について質問した。近年の自然災害の増加やその影響に対する町の対応について、地域防災課長の土屋昇氏は、地域強靭化計画が2018年度に策定されたものであり、令和5年度中に新たな計画を策定する予定であることを説明した。町では、住民参加を重視した計画策定を進めており、地域の脆弱性評価に基づいた具体的な目標設定が必要であると強調した。
続いて、「外国人観光客の受入れ対策」についての質疑が行われた。中野貴民議員は、増加する外国人観光客に対する対策に関心を示し、観光課の外川正和課長は交通マナーの向上に向けた取り組みについて触れ、観光地での安全対策が重要であると述べた。さらに、レンタサイクルを利用する外国人観光客への対策も求められ、観光業者側でも意識を向ける必要があるとした。
また、「子育て支援」についても議論を交わされた。村民クラブの井出正広議員は、ゼロ歳から6歳までの子供の保育料無料化が進められることを評価し、町長の意向に期待を寄せた。渡辺喜久男町長は、教育や福祉の充実を図るため、具体的な施策を続けていく考えを示し、今後の子育て支援の充実を図るための予算案を発表した。特に、一人親世帯への支援策を求める声もあった。
このように、本日の定例会では、富士河口湖町の今後の発展に向けた重要な施策が取り上げられ、町議会の議員たちが地域の未来について熱い議論を交わした。