令和2年12月15日、富士河口湖町議会は、令和第4回定例会の第三日を開催した。会議では、16名の出席議員がそれぞれの議案審査の結果を報告し、いくつかの補正予算案が全会一致で可決された。
開議に先立ち、中野貴民議長が「最終日」と述べ、議会運営への協力を呼びかけた。特に、GOTOキャンペーンの停止に伴う観光への影響についての懸念が表明された。
日程第2において審査された議案第109号は、勝山財産区特別会計の補正予算で、環境整備補助が主な議題であった。総務常任委員長の堀内昭登氏は「全会一致で原案を可決すべきと決定した」と報告した。質疑はなく、議案は迅速に採決された。
続いて、議案第110号から第112号までの文教社会常任委員会報告では、国民健康保険や介護保険に関連する補正予算案が一括して審議された。委員長の渡辺美雄氏は、各案件が「全会一致で原案通り可決される予定である」と述べ、確認を求めた。ここでも異議はなく、採決の結果、すべて可決された。
日程第10では、富士ヶ嶺バイオセンターバイオガスプラントの改修工事請負契約が提案された。総務課長の相澤一憲氏が、その必要性や契約内容を詳述し、議員から理解を求めた。これも異議なく承認された。
船津小学校の渡り廊下建設に関する議案第118号も、工事の概要が説明された。学校教育課長の清水勝也氏は、予定された工事の重要性を強調し、予定工期は令和3年3月26日であると発表した。
さらに、同意第6号から第8号にかけては、教育委員会や公平委員会の委員任命についての同意を求める案件が議題となり、いずれも承認される運びとなった。
最後に、佐藤安子議員から提案された不妊治療への保険適用拡大を求める請願について、議会全体での賛同が確認された。請願は原案のとおり採択された。
この日、議会は閉会を宣言し、出席者は次回の議会運営に向けての決意を新たにした。